エコチェンバーとは

閉じたコミュニティで同じ・似た意見の人々ばかりで集まっていると、自分が意見を発した時、周囲も同じ意見の人ばかりなので、より増幅され大きな声になって跳ね返ってくる。その中で誰かが他の意見を発してもかき消される。これをエコチェンバー現象という。

かつての閉じた村社会もそうだっただろう。世界単位で見れば日本人の同一性もエコチェンバーを引き起こす。人々にグローバリズムは多様な意見を目にする機会を与え、従来のエコチェンバーを取り払ってきた側面もあるだろう。

昨今問題になっているのは、アルゴリズムによって作られるコミュニティの閉塞性と、それによるエコチェンバーである。SNSはいいねの積み重ねで、その人の趣向に合う情報を流すようになっているし、おすすめフォロワーもそうである。そのようなアルゴリズムに従い続けると、人々は自分の同じ意見の情報を見る機会が高まり、またフォロワーも同じ意見の人に偏ってくる。

そして、その中で自分の意見を言うと、いいねがたくさんつき皆がそう思っているように思え、さらにその意見に疑いを持つことはなくなっていくだろう。まさにエコチェンバー現象である。