ビットコインおよびPoW通貨に未来がなさそうに思う理由

行動に対する評価でお金がめぐる評価経済の到来を信じる者として、仮想通貨は評価経済を下支えすべきものだと考えている。そう考えた時、やはりビットコインおよびPoWな通貨は、評価経済を支えるに適さないように思うし、近い将来、支持されなくなり滅びるのではないかと思う。

金本位制に近い

ビットコインは新時代の通貨であるが、その価値の信用の裏付けは前時代的な金本位制に近い。なかなか掘り当てられないという希少性が、価値信頼の裏付けになっている。これは人の行動を信頼することから遠いところにあるように思う。

希少価値があるものを掘り当てることは、社会にとってほとんど生産性がないように思える。また先行者メリットが大きく、最初に掘り集めた人が経済圏で優位に立つことができ、後から参加した者がその富の偏在を崩すことは難しい。

増大する電力消費問題

マイニングは社会的生産性がほとんどないように思えると書いたが、それどころか電力消費を増大させるというエネルギー問題を引き起こしている。近い将来、世界中の電力を食い尽くすと言った見解もある。

ビットコインの通貨発行数には上限があるため、この問題はいつか終わりが来るはずだが、ビットコインはフォークを繰り返して分裂しており、新たな通貨でマイニングが行われ消費電力の増大は続くと思われる。

人の生活を豊かにする何かを生産するわけでもなく、ただ電力消費を増大させるPoW型の仮想通貨は、国際的にその存在にNOを突きつけられ、国際的に規制する動きになるかもしれない。

評価経済に適した通貨の発明

人間を突き動かす原動力の代表に生存欲求と自己承認欲求がある。ビットコインのPoWというルールは、資産を築きたいという生存欲求により、電力消費を増大するように行動を促した。

これを教訓として活かし、生産的、道徳的な行動をした人が、より多くの通貨を得られるようなルールを盛り込んだ通貨も作れると思う。つまり自己承認欲求と同時に生存欲求をも満たす通貨である。

もしそのような通貨が作られたら多くの人が支持すると思うし、先行者に富が偏在し膨大な電力を消費するビットコインやPoW型通貨は、相対して価値を下げ滅びるのではないかと思う。

※あくまで個人的予想です。ビットコインが金と同様に希少性によって価値を保ち続けるという考えにも説得性はあると思います。