仮想通貨アカウントの暗号鍵は銀行の貸金庫へ入れておくのはどうか

仮想通貨アカウントの秘密鍵が他人にバレてしまうと、大事な通貨が出金されてしまいます。マルチシグアカウントの仕組みを使って、複数のアカウントの署名がないと出金できないようにもできますが、信頼がおける人に署名者になってもらう必要があります。まだまだアカウントを持っている人が少ない今の状況では厳しいでしょう。

秘密鍵は紙などに書き留めオフラインで保存しておくべきとよく言われますが、紙だと無くしたり燃えたり盗難の可能性もあるし、やっぱり不安は拭えません。そこで貸金庫に預けるのはどうかと考えました。

銀行の貸金庫

貸金庫で検索すると、多くの銀行に貸金庫があります。秘密鍵を保存するだけなので一番小さい金庫で良いはずで、だいたい相場は年間15,000円〜20,000円以上のようです。そんなに高くないですね。生体認証に対応している銀行もあり、本人を偽って誰かが金庫を開けるようなことはまずなさそうです。

紙で保存すべきか?

貸金庫に入れるとは言え、紙は手に取れば読めてしまうし、火を付けたら燃えてなくなりますし、色あせて読めなくなるかもしれません。だから、紙はあまり良い媒体ではないと私は考えます。

やっぱりテキストファイルに書いて、USBメモリやSDカードに保存して貸金庫に入れるのが良さそうに思います。さらにテキストファイルをパスワード付きのzipファイルにしておきたいです。これなら、万が一、貸金庫から盗難されてもパスワードがわからないと中身は見られないはずです。

あと万が一、USBメモリが読み取れなくなる可能性も考えて、複数のUSBメモリを複数の銀行の貸金庫に入れておく。ここまでやっておけば安心できそうです。

貯金用アカウントは普段は使わない

いくら秘密鍵を貸金庫に入れても、普段PCやスマホでウォレットファイルを使ってアカウントにアクセスしていると盗難の危険はぬぐえません。俗に言うウォレットファイルは、暗号鍵を暗号化してパスワードをかけたものですが、ウォレットファイルとパスワードがバレたら暗号鍵も知られてしまいます。

パスワードは後ろからのぞき見して知られることもありますし、スマホだって盗むことができます。ウォレットファイルとパスワードを知られた上でスマホを盗まれたら、いくら貸金庫に暗号鍵を入れていても意味がありません。

なので、まず貯金用アカウントを作り、USBメモリに秘密鍵をコピーしたら、PCやスマホから秘密鍵を削除しウォレットファイルも作らない。そして貸金庫へ預け、原則そのアカウントから出金しないものとします。そして、そのアカウントの入金アドレスのみを知っておく。

普段はウォレットファイル+パスワードで、入出金を行うお財布アカウントでやり取りをする。ある程度、お金が貯まったら貯金用アカウントのアドレスへ送金する。まさに金庫の中へ送金するイメージ。

さらに言っておくと、直接、貯金用アカウントへ送金せずに、いったん取引所へ送金して、取引所から貯金用アカウントへ送金すると、お財布アカウントから貯金アカウントへ流れた経路も他人からわかりにくくなるはずです。

安全なアカウント管理にこの方法はいかがでしょう?